2024年2月21日放送

伝統野菜「遠野早池峰菜」市内小・中学校の給食で提供

遠野の伝統野菜「遠野早池峰菜」を使った学校給食が、きのう(20日・火曜日)市内の小中学校で提供されました。「遠野早池峰菜」を使った学校給食は、子どもたちに地元食材への理解を深めてもらおうと、遠野伝統野菜研究会が遠野早池峰菜40キロを学校給食センターに無償で提供して実施されました。遠野の伝統野菜である「遠野早池峰菜」は小松菜に似たアブラナ科の野菜です。担い手不足により一時生産が途絶えましたが緑峰高校の生徒が研究して復活させました。現在市内では2件の農家と松崎地区センターでのみ栽培されていて、年間およそ100キロしか作られていない希少な野菜だということです。きのうの給食では遠野早池峰菜をどぶろくで煮たものや、お米・ごま油と一緒に炊いた「早池峰菜めし」が市内全ての小中学校に提供されました。このうち鱒沢小学校では、地元、鱒沢で遠野早池峰菜を生産する古屋敷農園の菊池広樹さんが訪れ、児童と一緒に給食を味わいました。児童たちは菊池さんと遠野早池峰菜について話をしながら、給食をおいしそうにほおばっていました。なお、遠野早池峰菜は、今後、たくさんの人たちに味わってもらおうと市内の産直や道の駅で販売されるということです。

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