2024年2月20日放送

3月遠野市議会定例会 開会

3月の遠野市議会定例会がきょう(20日・火曜日)開会し、令和6年度の遠野市一般会計予算案や人事案件など61の議案が提出されました。きょうの午前10時に開会した市議会定例会では、初めに会期の日程を来月3月8日・金曜日までの18日間とすることが決まりました。続いて多田市長が令和6年度の施政方針について、予算の特徴をはじめ5つの大綱ごとの主要施策の取り組みなどを述べました。また、佐々木教育長は、令和6年度の教育行政推進の基本方針について、「ふるさと教育の推進」「生涯学習の推進」「ふるさとの文化の継承・創造」の3つの政策に取り組んでいくと述べました。この後、鈴木副市長が、市が提出した41の議案について説明しました。このうち今年度の一般会計補正予算案については、歳入歳出にそれぞれ2億3,657万6,000円を追加し、予算総額を211億6,752万3,000円とするとしています。主な内訳として、医療法人社団の設立に係る出捐金の計上に1億200万円、総合食育センター管理費をはじめとした臨時的な経費の計上として、1億8,480万6,000円などとなっています。また来年度・令和6年度の一般会計予算案については、「遠野の未来共創予算」と位置づけ、昨年度に比べ8億5,000万円減の181億円で編成するとしています。特徴として、「産業振興・雇用確保」「少子化対策・子育て支援」の2つを重点施策として創り上げていき、公共牧場利用促進事業や、観光・交流施設整備保全事業をはじめ、乳幼児から高校生までの医療費給付について、所得制限の撤廃や一部負担金の廃止により医療費を完全無償化することで子育て世代の経済的負担の軽減を図ることなど新規19事業を加えた357事業に取り組んでいくとしています。また、議案42号から議案61号までの人事案件については全て原案の通り承認されています。なお、3月市議会定例会は、2月26日・月曜日から27日・火曜日まで9人の議員による一般質問、その後予算等審査特別委員会を経て、3月1日・金曜日に本会議が開かれ、今年度の一般会計補正予算案などについて採決されます。その後予算等審査特別委員会を経て、最終日の8日・金曜日に本会議が開かれ、新年度の予算案などについて採決が行われる予定です。

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