2024年2月16日放送

ブータン国の医師など遠野市助産院の取り組み視察

日本の優れた遠隔医療技術を学ぼうと、きょう(16日・金曜日)ブータン国の医師たちが遠野市を訪れ遠野市助産院「ねっと・ゆりかご」の取り組みを視察しました。健康福祉の里を訪れたのは、ブータン国の医師などで構成されるJICA「ブータン国遠隔医療体制構築を通じた母子保健強化プロジェクト」のメンバー7人です。ブータン国の医師たちは産婦人科と小児科の分野を融合させた「周産期医療」について、日本の優れた技術を学ぼうときのうから国内の医療現場を訪れて研修しています。現在、ブータン国では出産や育児について、医療機関の活用が難しい地域があるなどの課題を抱えているということです。こうした課題の解決に向けて行われたきょうの研修では、遠野市助産院の小笠原敏浩監督医が、妊婦や赤ちゃんの心拍数が確認できる医療機器「iCTG」の活用について説明しました。また、小笠原監督医は遠野市の妊産婦を大船渡市にいる医師が遠隔で診療している様子を映像で紹介しました。続いて、遠野市助産院「ねっと・ゆりかご」の視察が行われ、ブータン国の医師たちは助産院の役割や妊産婦のサポートなどについて熱心に質問していました。なお、ブータン国の医師たちは日本の周産期医療について学びを深めるため、あすからは香川県に移動して研修するということです。

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