2024年1月24日放送

遠野市農業再生協議会 臨時総会

遠野市農業再生協議会の臨時総会がおととい(22日・月曜日)、市役所とぴあ庁舎で開かれました。遠野市農業再生協議会は、主食用米の生産調整を図る事業推進を目的に遠野市やJAいわて花巻、岩手県農業共済組合などで組織されています。この日の臨時総会には、遠野市農業再生協議会の構成員9人が出席する中、はじめに、会長を務める多田市長が、「5年後、10年後を見据えた遠野市の農業のあるべき姿に向け、きたんのないご意見をお聞かせください」とあいさつしました。続いて市の担当者から、令和5年産の作付け状況や令和6年産主食用米の生産目安について報告がありました。それによりますと、令和5年産の主食用米の作付け面積は人口減少や食生活の変化による減少が続いていることから、前年に比べ27ヘクタール少ない1,427ヘクタールになったということです。また令和6年産主食用米の遠野市の生産目安については、前年に比べ105トン少ない8182トンに設定したということです。このあと議事に入り、来年度・令和6年度の水田農業の取り組み方針や産地交付金の活用方針などについて審議され、いずれも原案の通り承認されました。このうち主食用米については、「いわてっこ」や岩手県のオリジナルブランド米「銀河のしずく」を中心に品質や食味、収量の向上を図りながら、引き続き消費者への積極的なPRを実施するなど遠野市産の米の消費拡大に向けて取り組みを進めていくということです。また、水田活用の取り組み方針を記載した令和6年度遠野市水田収益力強化ビジョンに基づく産地交付金は、主食用米からの作付転換や担い手の育成・確保、地域戦略作物および地域振興作物の推進にそれぞれ活用するとしています。なお、総会で決定した方針については、来月2月6日・火曜日から9日・金曜日まで開かれる地区座談会で農業者に説明される予定となっています。

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