2024年1月18日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

今年度の地域で子どもを育てる活動発表会が、先週土曜日(13日)市民センターで開かれました。この発表会は、地域の教育力が大きな役割を求められているなか、各地域や学校での活動を学び合うことで今後につなげていこうと遠野市教育委員会などが主催して毎年開かれています。この日は、市内小中学校のPTAや教職員、コミュニティ・スクール学校運営協議会の委員などおよそ200人が参加しました。遠野市では地域と学校が連携して遠野の子どもたちの生きる力を育もうと昨年度「コミュニティ・スクール」を導入しました。この日は、今年度地域と学校が連携して取り組んできたことについて3つの事例が発表されました。続いて遠野東中学校区からは、土淵町まちづくり協議会が土淵町地域教育協議会と土淵小学校が連携して行っている「なかよし勉強ルーム」について発表がありました。この事業は、児童たちの放課後の居場所づくりや学習のサポートを目的に行われており、この日は、このルームに通う児童2人による感想がありました。また遠野西中学校区の発表では、学校職員、地域住民、そして生徒も同じ立場で参加して、「これからの時代をたくましく生き抜く子どもを育てるために私たちが大事にしたいこと」をテーマに意見を出しあう「熟議」を行ったことが紹介されました。このあと、子どもたちのインターネット利用について考える研究会事務局の高橋大洋さんによる「わかる!できる!子どものゲーム・スマホ利用と保護者の取り組み」についての講演も行われました。この日、参加した人たちは事例発表と講演会を通して遠野の子どもたちの「生きる力」を育てていくために地域、家庭でどのようなことができるのか考えるきっかけとしていました。

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