2023年12月19日放送

第17回市民健康講座

第17回市民健康講座が開かれた様子が届きましたのでお伝えします。市民健康講座は、市民の疾病予防や健康増進を目的に遠野市医師会が遠野市と協同で企画、実施しているもので、今回、4年ぶりに開かれました。今回は、「ACP人生会議とリビング・ウイル」と題して、日本尊厳死協会東北支部の阿見孝雄支部長が講師を務めました。A・C・Pアドバンス・ケア・プランニングとは、もしものときに備え、自分が望む、医療やケアについて考え、家族や医療、ケアをするチームと繰り返し話し合う過程のことをいいます。またリビング・ウイルは、人生の最終段階における医療の選択について自分の意思を事前に記しておくことをいいます。講座では阿見支部長がACPとはどのようなことなのかなどを紹介し、「死はみなさんが通る道、縁起が悪いなどと思わずに自分がどのような最期を迎えたいのか元気なうちから話し合っておきましょう」と参加した人たちに伝えていました。また、講座では参加した人たちに「遠野市新しい地域の医療と介護を考える会」が発行した医療やケアなどの意思や希望を書き留めておくことができる「私の未来ノート」が配布されました。この日参加した人たちは元気なうちから書面に自分の意思を残すことや家族と「命」について考えるきっかけとしていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.