2023年12月6日放送

12月遠野市議会定例会一般質問 〜3日目〜

きのうに引き続き開かれた12月遠野市議会定例会はきょうも一般質問が行われ、3人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、新田勝見議員、佐々木大三郎議員、瀧本孝一議員の3人が登壇し地域おこし協力隊についての考え方や下水道事業の現状と課題などについて市の考えをただしました。この中で、地域おこし協力隊の役割や募集状況、定住状況を問われた多田市長は、地域の魅力や資源を活用して農林畜産業の課題解決や地域振興の支援をするために導入していると説明し、令和5年度の募集状況は8つのプロジェクトに対し18人の応募があり6人を採用していると答えました。また定住状況については、平成27年の受け入れ開始からこれまで39人の隊員を受け入れ、その内17人が定住している。隊員に対しては起業や事業継承にかかる経費として100万円を上限に支援補助金を交付し、これまで11件の活用があり、定住につながっていると答弁しました。さらに地域おこし協力隊に期待することを問われた多田市長は、遠野は自分の夢についてチャレンジできるフィールドであることを発信し、希望を持って遠野に来て欲しいと答弁しました。続いて議員から、下水道事業の現状と課題・改善策についての質問がありました。下水道事業の現状について多田市長は、現在全地区において計画区域内の管路整備はおおむね完了している。計画区域外においては合併処理浄化槽の設置により水洗化促進を行っていると説明しました。また事業全体の費用が、3事業で総額およそ6億5,000万円に対し、下水道使用料による収益がおよそ1億4,000万円であり、現状の使用料水準が適切ではない状態にあることが最も重要な課題であると答えました。そのような中、抜本的な改革として今後50年の長期投資財政シミュレーションを実施しており、今後10年間どのような経営改善に取り組んでいくかを明記する大幅な見直し作業を進めていると答弁しました。なお、12月遠野市議会定例会は、きょうの午後から予算等審査特別委員会に入り、そして、最終日のあさって8日には本会議が開かれ、議案の採決が行われます。

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