2023年12月5日放送

12月遠野市議会定例会一般質問 〜2日目〜

12月遠野市議会定例会はきょうも(5日・火曜日)一般質問が行われ、6人の議員が質問に立ちました。2日目のきょうは、菊池美之議員、宮田勝美議員、昆明美議員、菊池浩士議員、荒川栄悦議員、佐々木恵美子議員の6人が登壇し市の考えを正しました。このうち、観光施策に国からの交付金や補助金を活用すべきと問われた多田市長は、「観光地の一つに雲海を眺めることができる高清水高原がある。課題となっているのが駐車場の狭さで、今後は、遊歩道やキャンプ場などと合わせ、駐車場の整備に国の補助金を活用していきたい」と答えました。また、遠野市の脱炭素化の取り組みについて多田市長は、「市では、市所有の施設に係る温室効果ガス排出量の削減とその取り組みについて策定した『遠野市地球温暖化対策実行計画・事務事業編』において削減の目標と取り組みの内容を定めている。具体的には、施設照明のLED化や公用車のエコ運転の徹底、ペーパーレス会議の推進などに取り組んでいる。現在の第4次計画では、前年度比1.5%ずつ温室効果ガス排出量を削減していくことを目標としており、実績が確定している令和3年度の状況は、この目標値を達成している」と説明しました。また、今後について多田市長は、「遠野には、小水力や風力、バイオマスなど様々な可能性のある再生可能エネルギーが存在しているので、これらを地域の資源として捉え、最大限活用していくことが重要だ」と考えを示しました。ほかにも、緑峰高校の生徒によるプロジェクト研究を踏まえた今後の展開について問われた多田市長は、「緑峰高校のプロジェクト研究では、エゴマ麺やホップ和紙など多くの商品が開発され、全国的にも高い評価を得ている。遠野の子どもたちにもこの素晴らしさを知ってもらい、将来の目標になってもらえば」と答弁していました。なお、12月遠野市議会定例会は、あす(6日・水曜日)も一般質問が行われ、3人の議員が登壇する予定です。

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