2023年12月4日放送

市議会定例会一般質問 1日目

12月遠野市議会定例会の一般質問がきょう(4日・月曜日)から始まり、6人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には佐々木敦緒議員、千田由美子議員、菊池忠信議員、小林立栄議員、小松正真議員、菊池美也議員の6人が登壇し畜産振興などについて市の考えを正しました。このうち遠野の畜産業の現状について問われた多田市長は県内和牛子牛市場において平均取引価格が50万円を割るなど市内畜産農家の多くがコストは増加し売り上げが激減する二重苦に直面していると説明。こうした状況への緊急支援対策として地域内で生産された牧草購入費の支援などを実施したほか優良繁殖雌牛の導入などにも取り組んでおり地域全体で市場価格を高める取り組みを進めていくと答えていました。またニホンジカの駆除促進について問われた多田市長は市が実施している取り組みや現状について説明しました。このあと、高校魅力化への取り組みについて問われた、佐々木教育長は今年度市教育委員会事務局内に「未来づくりサポート室」を設置しグローバル人材の育成など魅力化向上に対するサポート体制の拡充を図ったと説明。さらに来年度からは両校で公営塾を実施する予定であり進学や就職に対する支援を手厚くしながら市内の中学生に選んでもらえるよう魅力化を更に推進していくと答弁しました。このほか、学力向上対策について問われた佐々木教育長は令和4年度から授業改善に加えて家庭学習の質の向上に務めていると説明しました。具体的には、ひとり1台配布されたタブレット端末のドリルソフトを活用した個別学習に取り組ませるなど授業で身に付けた力を確実に定着させるよう務めていると答えました。なお、12月遠野市議会定例会はあす(火曜日)も一般質問が行われ、6人の議員が登壇する予定です。

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