2023年11月27日放送

第14回 農林水産振興大会

14回目となる遠野市農林水産振興大会がきょう(27日)、あえりあ遠野で開かれました。この大会は、農林水産業者の生産意欲を高めようと農作業などが一段落するこの時期に遠野市農林水産振興協議会が毎年、開催しています。きょうは、市内の農林水産業者などおよそ200人が出席しました。はじめに、緑峰高校生産技術科の生徒7人が「復活!伝説のかざりめし」と題し、遠野の幻の郷土料理「かざりめし」の歴史や復活させるまでの取り組み、今後の目標について説明しました。次に、遠野市農林水産業賞の表彰が行われ、「経営部門」「むらづくり活動・文化部門」「功労部門」「青年奨励部門」の4部門で農業振興に尽力し功績が評価された15個人・2団体に表彰状が贈られました。このあと、受賞者を代表して「功労部門」で表彰を受けた濱田平八郎さんが謝辞を述べました。大会では、このほかに、地区協議会から挙げられた有害鳥獣対策や農業経営安定対策など農業を取り巻く意見と課題が発表されました。おわりに、遠野市の阿部順郎産業部長が、「地域農業マスタープランから地域計画へ」と題し、遠野市の農業課題である担い手不足や耕作放棄などについて、スマート農業の推進や飼料生産拡大など新たな営農体系の構築について説明していました。出席した人たちは、これからの農業などの取り組み方に知識を深め、生産意欲を高めている様子でした。

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