2023年11月7日放送

遠野ホップ栽培60周年 記念式典

遠野のホップ栽培がことし60周年を迎え、これを記念した式典がきのう(6日・月曜日)、あえりあ遠野で行われました。遠野のホップ栽培は、昭和38年、冷災害の多い遠野市に適した作物として「ホップ」に注目されたことをきっかけに遠野市とキリンビールが栽培契約を締結してスタートし、ことしで60周年を迎えました。最初の年は7ヘクタールであった栽培面積は、昭和58年には112ヘクタールまで拡大し、昭和61年には、キリンビールに関わるホップ農業協同組合のなかで1位の生産量となりました。また、現在は後継者不足などの課題があるなか、「ホップの里からビールの里へ」を合言葉に遠野産のホップ栽培を持続可能なものにし、ビールを軸にした新しいまちづくりに向けて挑戦を続けています。きのうの記念式典では、遠野ホップ農業協同組合やキリンビールの関係者などが出席するなか、はじめに遠野ホップ農業協同組合の安部純平代表理事組合長があいさつしました。続いて、多田市長とキリンビール企画部主幹の大谷哲司さんが、60周年を記念しお祝いの言葉を贈ったあと多田市長から安部組合長に60周年記念誌や帽子などの記念品が手渡されました。このあと、BrewGoodの田村淳一代表取締役が2007年から始まった「ビールの里プロジェクト」について説明しました。ほかにも、ふるさと納税を通じて、このプロジェクトを応援する全国の人からの寄付金によって、ことし、老朽化した加工施設の整備に取り組んでいることも報告されました。式典の終わりにはホップ栽培60周年を記念し若手農家で遠野ホップ農業協同組合の薮内慎也副組合長が意気込みを語っていました。

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