2023年11月6日放送

重要文化財旧千葉家住宅 保存修理工事 見学会

重要文化財旧千葉家住宅の保存修理工事見学会が先週日曜日(10月29日)に開かれました。綾織町にある重要文化財旧千葉家住宅は、世紀の大修理と銘打って7年前の平成28年度から大規模な保存修理工事が進められています。この見学会は、旧千葉家住宅の整備事業の途中経過を公開することで、完成に近づきつつある旧千葉家住宅への関心を高めてもらおうと工事が始まった翌年度から毎年度開かれ7回目となります。今年度は、現在、重点的に修理工事が進められている主屋の中や大工小屋、稲荷社などが公開されました。見学会には、午前と午後合わせて市内外から150人を超える参加者が集まり、中には、リピーターとして訪れたという人もいました。参加者たちは、市の担当職員や工事関係者などから修理状況の説明を受け、世紀の大修理が行われている様子を目に焼き付けていました。また、この日は、旧千葉家住宅の向かい側にある下滝沢コミュニティセンター前で、重文千葉家の活用を考える会によるかやぶき祭りも開催されました。かやぶき祭りでは、おにぎりや手作り小物の販売。旧千葉家住宅で実際に使用されていた直径1メートルある「馬釜」や茅葺き工事に使われる道具の展示などがあり、訪れた人たちの興味を引いていました。なお、旧千葉家住宅の保存修理工事は、令和9年度にすべての工事を完了する予定で進められるということです。

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