2023年10月12日放送

第1回遠野市景観形成委員会

遠野の良好な景観の形成と保全の推進を考える遠野市景観形成委員会が先週木曜日(5日)、市役所とぴあ庁舎で開かれました。「遠野市景観計画」は、平成18年度に策定されてから15年以上経過し、その間、社会状況は大きく変化していることや景観行政に求められる内容も変化しています。そうしたことから、市では、より実効性のある景観行政を推進するために、景観計画の全面改定を行うことにしました。この日は、大学教授や公募で選ばれた市民など5人の委員が出席し、今年度第1回の遠野市景観形成委員会が開かれました。はじめに、鈴木惣喜副市長が「遠野の自然、歴史、文化、伝統にあった景観計画を策定していく必要があります。皆様の貴重な意見をお願いします」とあいさつしました。このあと協議に入り、はじめに、市の担当者から、遠野市景観計画改定の検討事項として遠野市役所本庁舎や道の駅遠野風の丘の現況写真を現在のものに変更することや重要文化的景観地区に附馬牛町の荒川駒形神社と土淵山口集落を追加することなどが説明されました。説明を受けた委員からは、重要文化的景観地区に宮守の棚田も追加してはどうかと意見が出されました。ほかにも、地域づくりに取り組んでいる委員からは、「自治会集落の規模が縮小してきており、地域住民による活動だけでは遠野遺産などの景観維持が難しくなってきている」といった意見も出されていました。なお、市では、来年令和6年11月まであと4回委員会を開き、令和7年2月に新しい遠野市景観計画を策定させる予定です。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.