2023年10月11日放送

スポーツの秋ストリート陸上in遠野

「遠野ストリート陸上2023」が今週日曜日(8日)市民センター前で開催されました。「遠野ストリート陸上2023」は、陸上競技のトップアスリートやパラアスリートとの交流を通じて子どもたちに夢や希望を持ってもらおうと遠野市陸上競技協会などが開催しました。この日は市民センター前の道路におよそ70mの陸上競技場の全天候型トラック「タータン」が設置され幅広い年齢の人が50m走に挑戦してタイムを競い合っていました。また、会場ではパラスポーツについてのトークイベントが行われ、盛岡市在住の義足の市民ランナー佐藤将太さんが自分が使っている義足や陸上競技をやろうと思ったきっかけについて話しました。佐藤さんは現在岩谷堂高校で農業科目の教員を勤めていて教え子たちにも自分自身の体験やパラスポーツの魅力などを伝えているということです。そして、車いすやハンドバイクなどの試乗体験が行われ、体験した子どもたちはパラスポーツについて理解を深めていました。この後、富士通陸上競技部に所属する国内トップアスリートの石川周平選手と田中佑美選手によるトークイベントが行われました。石川選手は花巻市出身で、去年は世界選手権に日本代表として出場。先週まで中国で行われていたアジア大会陸上競技の男子110mハードル決勝で5位に入賞しました。一方、大阪出身の田中選手は女子100mハードルで去年は日本選手権3位、アジア大会では見事、銅メダルを獲得しました。トークショーの後、石川選手・田中選手と市内の小中学生による50m走対決が特別ルールで行われ、会場は盛り上がりを見せていました。なお、イベント終了後石川選手と田中選手はサインや記念撮影に応じて子どもたちと交流していました。スポーツの秋、陸上競技のイベントは他にも開催されています。今月1日には、リレーフェスタin遠野が遠野運動公園陸上競技場および公園内特設周回コースで開かれました。このイベントは陸上競技の普及や市民の交流を目的に行われリレーの部には8チーム34人、駅伝の部には20チーム111人が参加しました。当日の朝方まで降り続いた雨の影響でグラウンド状況が悪い中での開催となりましたが、選手たちは懸命な走りを見せていました。なお、町対抗駅伝の部は宮守町Aチームが優勝し連覇を達成したということです。

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