2023年10月11日放送

半導体基礎講座

市内の実業高校に通う生徒を対象とした半導体基礎講座がきのう(10日・火曜日)緑峰高校で開かれました。この講座は全2回で行われ、将来地域社会で活躍する手段として地域の若者にDXに必要な電子機器の中核を担う部品である半導体に関する理解を深めてもらおうと遠野市が開きました。きのうは緑峰高校の1年生34人が出席する中、講師として、岩手大学理工学部の長田洋教授と研究室の学生3人が招かれ、1回目の講座が開かれました。きのうの講座では、「マイコンでプログラミング」をテーマに、組込システムを用いた温度計測装置を製作しました。はじめに、岩手大学大学院2年理工学専攻の小山内綾音さんがマイコンについて説明しました。このあと装置に使う基板にマイコンやスピーカー、スイッチなどを取り付け、回路を組み立てる細かい作業に入った生徒たちは、真剣な表情で取り組んでいました。おわりに、生徒たちはパソコンと装置を接続し、プログラミングを実行してLEDの点灯と音が鳴るといった装置が正常に動くことを確認すると、何度もスイッチを入り切りしていました。なお、来月は2回目の講座として講義とキット製作が予定されています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.