2023年9月29日放送

市民が市に本 贈る

遠野を訪れる人たちに遠野の文化をPRしてもらいたいと、東穀町に住む男性が今週火曜日(26日)遠野市に本を贈りました。本を贈るため市長室を訪れたのは、東穀町に住む佐藤誠輔さん95歳です。佐藤さんは、35年前に遠野小学校の校長を最後に定年退職した後、遠野物語の話者・佐々木喜善の業績を市内外の人たちにより広く理解してもらおうと、遠野の昔話についての著書を出版しています。この日は、遠野の文化をPRするために活用してほしいと、およそ30年前に出版し9年前に文庫版として再出版した「口語訳遠野物語」50冊を市に贈りました。本を受け取った多田市長は、「遠野をPRしていくため活用させていただきます。本日はありがとうございました」と感謝していました。佐藤さんによる本の寄贈は、9年前から毎年行われていて、この日を含めて827冊目となりました。なお、この日、贈られた「口語訳遠野物語」文庫版は遠野を訪れた人たちに遠野の文化を伝えるため活用していくとしています。

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