2023年9月29日放送

遠野物語の話者 没後90年佐々木喜善祭

遠野物語の話者・佐々木喜善の命日であるきょう(29日・金曜日)、墓参りと献花などが行われ、郷土が生んだ偉人を。偲びました。今から137年前の明治19年10月5日に現在の土淵町山口に生まれた佐々木喜善は、柳田國男に遠野の話を伝えた遠野物語の話者として知られています。また、ことしは、没後90年にあたります。佐々木喜善の命日であるきょうは、親族や土淵町まちづくり協議会のメンバーなどおよそ20人が墓参りに訪れ佐々木喜善の功績を称えるとともに冥福を祈りました。そして、親族を代表して孫の小野寺恵代子さんがあいさつしました。このあと、土淵地区センターに場所を移して、佐々木喜善を偲ぶ会が開かれました。偲ぶ会では、市の職員や土淵保育園の園児などおよそ50人が出席する中、はじめに献花が行われ、郷土の偉人を偲びました。続いて土淵町まちづくり協議会の安部全一会長が「佐々木喜善先生の功績を後世に引き継いでいくことが私たちの使命です」とあいさつしました。この後、保育園児や小学生語り部などによる昔話が披露されました。おわりに、市民センター文化課の前川さおり副主幹が「佐々木喜善と宮沢賢治〜ザシキワラシをめぐって〜」と題して講演を行い、2人がザシキワラシを世の中に広めた功績について話しました。なお、命日であるきょう9月29日から生誕日である10月5日までの1週間、伝承園では、佐々木喜善祭が開かれ、あすの土曜日からは1日2回語り部による遠野昔ばなしの実演が行われるということです。

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