2023年9月7日放送

遠野の伝承行事 「雨風まつり」

遠野の伝承行事雨風まつりが、今週日曜日(3日)遠野ふるさと村で行われました。雨風まつりは、立春から数えて210日ごろに行われ、この時期は、大雨や台風が多くなるとされていることから、被害が少なくて済むよう祈り、農作物の豊作を願う遠野の伝承行事です。この日は、まぶりっと衆・早池峰の会やふるさと村を訪れた人たちが集まり、はじめにまぶりっと衆・早池峰の会の菊池定邦会長が雨風まつりについて紹介しました。雨風まつりでは、集まった人たちが、男女のわら人形や豊年満作台風退散などと書かれた旗を持ち、太鼓をたたきながら村の稲荷神社まで練り歩きました。一行は、黄金色に染まる稲穂を横に、「二百十日の雨風まつりよ」などと唱えながら、道中を進んでいきました。そして稲荷神社に到着すると、わら人形や旗を奉納して手を合わせ、ことしの豊作を祈願しました。また、雨風まつりのあとには去年、ふるさと村で収穫されたもち米を使って餅つきも行われ、参加者たちは、つきたての餅をほおばっていました。なお、今後ふるさと村では、10月29日・日曜日に、農家の外仕事が終わり収穫を祝う庭仕舞が行われる予定ということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.