2023年8月30日放送

利便性の向上図る遠野市公共交通会議

市内の公共交通機関について協議する会議が先週木曜日(24日)あえりあ遠野で開催されました。この会議は遠野市の実情に則したより良い輸送サービスの実現に向けて協議するもので、遠野市や地区の代表のほか鉄道・バスを運営する会社などが出席して開催されました。はじめに会長を務める鈴木惣喜副市長が、「利用者減少をはじめ厳しい経営状況など課題が山積していますが、市民の生活を支える重要なライフラインとして維持するためご協力をお願いします」とあいさつしました。続いて市内における公共交通の利用状況などについて事務局から報告されました。昨年度、鉄道を除く公共交通利用者数は5万7,282人で、前年度と比べると1,721人減少しています。利用者が減少した理由については、新型コロナウイルスの影響が強く残る中で、利用者の回復が図りにくい状況であったことなどが挙げられていました。続いて行われた協議では、宮守町で運行されている市営バスの更新登録申請にあたり、運行内容や路線について意見・要望が出されました。また、予約に応じて運行される「デマンドバス」の対応エリア拡大に関して、新たに旧小友町2区に位置する「高木地区」を追加することについても協議されました。会議では他にも、岩手県交通から遠野市を含む県内の路線バスの初乗り運賃について20円程度の値上げを行うことが報告されています。

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