2023年8月29日放送

「遠野市畜産経営アクションプラン」に基づく事業説明会

ことし5月に遠野市が策定した「遠野市畜産経営アクションプラン」にもとづく事業説明会が、遠野市畜産振興センターできょう(29日・火曜日)開かれました。「遠野市畜産経営アクションプラン」は、地域が一体となり、将来に向けた持続可能な畜産経営の基盤を確立し10年後、20年後も続く産地をつくっていこうとことし5月に策定されました。きょうは、このアクションプランにもとづき実施する「県外優良繁殖雌牛の導入」と牛の遺伝子を調べ、体型や質など遺伝的な能力を把握する「ゲノミック評価技術の活用による家畜改良の促進」の2つの事業について、遠野地方和牛改良組合の理事を対象に説明が行われました。このうち、県外の優れた繁殖雌牛の導入については、地域の独自性や家畜改良の促進により市場性の向上を図るため、重量、霜降りの度合いを示す「脂肪交雑」などが日本トップクラスの評価を受けた鳥取県の牛「白鵬85の3」血統の雌子牛を10月に導入する予定であると説明がありました。出席した人からは、「導入して終わりとならないように、長期の計画をしっかりしてほしい」などと意見が出されていました。なお、事務局によりますと、この導入に関してあす(30日・水曜日)、市内の和牛生産農家に事業概要と導入の申し込みなど要望調査の文書を発送する予定ということです。

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