2023年8月9日放送

遠野健康福祉の里運営審議会

今年度1回目となる遠野健康福祉の里運営審議会が先週金曜日(4日)、健康福祉の里で開かれました。この運営審議会は、健康福祉の里の福祉と健康づくりの施策に関する事項について調査・審議する市の諮問機関です。この日の審議会には、保健や医療、福祉の団体の代表者で構成する委員25人のうち14人が出席し、令和4年度の遠野健康福祉の里事業実績報告や地域包括支援センター事業実績報告について審議され、すべて原案の通り承認されました。報告によりますと、健康長寿課では、介護保険料の低所得者保険料軽減を継続したほか、介護予防としての通いの場の育成支援、地域包括支援センターを中心とした高齢者および認知症の人への支援に努めたということです。保健医療課では、予防接種法に基づき各種予防接種を実施し、感染症のまん延防止や経済的負担の軽減を図ったということです。特にも子宮頸がんの予防接種は、令和4年度から積極的な勧奨が再開したことから接種者数が大幅に増えたということです。子育て支援課では、幼児教育・保育の無償課制度において国の免除対象とならない3歳から5歳児の副食費を助成し、保護者の経済的負担と保育施設職員の事務負担の軽減を図ったということです。そして、地域包括支援センターでは、市内9か所の地区センターに在宅介護支援センター機能を有する丸ごと相談員を配置することで、市民の抱えるさまざまな課題に対する支援を行うことができたと報告がありました。なお、次回の運営審議会は、ことし12月に行われる予定で、高齢者福祉計画、障害者福祉計画などについて審議されるということです。

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