2023年8月9日放送

遠野市戦没者追悼・平和祈念式

遠野市戦没者追悼・平和祈念式がきょう(9日・水曜日)あえりあ遠野で執り行われました。この式典は戦没者の冥福を祈り恒久平和を誓おうと毎年この時期に遠野市が実施しています。ことしは新型コロナウイルス対策の緩和に伴って4年ぶりに通常の規模で執り行われました。きょうは戦没者の遺族などおよそ200人が参列しはじめに戦没者に黙とうが捧げられました。次に、多田市長に代わって鈴木惣喜副市長が「戦争の惨禍が2度と繰り返されることがないように、「記憶や教訓を正しく語り継いで、遠野の歴史や文化を次の世代に受け継いでいくことが私たちの重要な使命です」と、式辞を述べました。続いて、多田勉市議会議長と遠野市遺族連合会の菊池源悦会長が追悼の言葉を述べました。このあと、戦死した兄を思ってつづった一文を松崎町の太田由紀子さんが読み上げました。その後、献花が行われ参列者たちは静かに手を合わせ戦没者の冥福を祈りました。また、今年度からの新たな取り組みとして、若い世代に戦争の惨禍や平和の尊さを学んでもらおうと市内3つの中学校の代表生徒が参列し、献花を行いました。献花の後は、遠野高校音楽部の生徒が「いのちの名前」を歌い、戦没者への思いをはせながら参列者全員で「ふるさと」を合唱しました。最後に「非核平和都市宣言」も読み上げられ、参列者は核兵器の廃絶と軍縮の推進、世界の恒久平和を誓っていました。

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