2023年8月4日放送

遠野市・遠野市議会 岩手県に統一要望

遠野市が抱える様々な課題の解決に向けて、きのう(3日・木曜日)遠野市と遠野市議会が県に要望書を提出しました。奥州地区合同庁舎分庁舎で行われた統一要望では、はじめに多田市長が「どの要望も遠野市単独では解決できない大きな課題ととらえており、県のさらなる指導と支援をお願いします」と、あいさつしました。このあと、多田市長と多田勉市議会議長から達増拓也知事に、交通や農業、子育て支援などの市政課題を盛り込んだ要望書が手渡されました。続いて、市の担当者が今回提出した県への統一要望17項目・33件について説明しました。中でも、重点項目として取り上げられたのは次の5つです。1つ目は、市内の道路を災害に強く安全・安心なものにする「道路網等整備の充実」。2つ目は、産後ケア事業をはじめとした「子ども・子育て支援施策の充実」。3つ目は、地域で畜産業を続けていくために必要な「獣医師及び家畜人工受精師の確保」。4つ目は、市内でも捕獲数が年々増加している「ニホンジカの被害対策」。そして、5つ目は千葉家住宅や鍋倉城跡といった「文化的資源を生かしたまちづくりの推進」となっています。説明後、それぞれの重点項目について遠野市と県が意見を交わしました。統一要望や意見を受けた達増知事は、「遠野市が直面している重要な課題について知ることができた。しっかりと検討しながら連携・対応していきたい」と、話していました。

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