2023年8月2日放送

市立博物館 夏季特別展開催中

遠野の民間信仰や地域行事などに関連する「まじない」をテーマにした特別展「遠野物語と呪術」が遠野市立博物館で開催中です。先月21日から始まったこの特別展は、遠野物語にも登場する占いやお守り、呪いなど「まじない」にまつわる資料、175点を展示しています。展示されているのは病気や自然災害などを予防するために使われた「呪符」や、わら人形に五寸釘を打ち付けて呪う「丑の刻参り」を描いたかけ軸など江戸時代以降の資料です。また、展示品は遠野市市立博物館に所蔵されているものだけではなく、今回の特別展にあわせて二戸市や北上市など県内6カ所からも集められています。遠野市内のものとしては家を新築する際守り神として作られていた、「大工人形」や1年間の無病息災を願って行われる「春風祭り」のわら人形などが展示されています。人々が、神様や精霊など神秘的な力にはたらきかけて、様々な願いを叶えようとした「まじない」の歴史を学ぶことができる特別展「遠野物語と呪術」来月24日まで開催され、あさって8月4日・金曜日には学芸員が見どころを解説するギャラリートークが行われるということです。

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