2023年7月19日放送

遠野市産小麦 唐箕がけ作業体験

遠野市内で作られた小麦を昔ながらの農具「唐箕」を使って選別する作業の体験会がおととい(16日・日曜日)遠野ふるさと村で開催されました。この体験会は宮守町達曽部の多田農産が進めている遠野市産小麦の生産・普及を推進していくプロジェクトの一環で行われました。小麦作りをする環境として遠野市内は水はけが良い畑が多く風も適度に吹くため適しているそうですが、現在、市内では小規模の生産にとどまっています。この日は去年、1.5ヘクタール作付けした遠野市産小麦の一部およそ160キロを唐箕がけしました。唐箕は明治時代から大正時代にかけて普及した農具で、投入口から稲穂や小麦などを入れると実の部分とワラなどの余分な部分を風の力で選別することができます。体験会で使われた唐箕は普段は遠野ふるさと村で展示されているもので、参加者はハンドルを回して風を起こし小麦の選別作業を行っていました。今後は遠野市産小麦を遠野ふるさと村のレストランや市内の飲食店などで使用してもらえるように働きかけていくということです。

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