2023年7月5日放送

千葉家初夏の裏山探検 杉の皮はぎ作業 行われる

千葉家の活用を考える会のメンバーが先週土曜日(1日)、綾織町にある千葉家の裏山で杉の皮はぎ作業を行いました。遠野市では、国の重要文化財千葉家住宅を今後も保存・活用していくために平成28年度から保存修理工事を進めています。この日は、千葉家の活用を考える会のメンバー6人が参加し、令和10年度のグランドオープンに向けて稲のはせがけに使用されるはせ木や薪などに使われる杉の皮はぎ作業が行われました。作業に入るとメンバーたちは、のこぎりで木の表面に切れ目を入れ、ヘラで一部をはがすとみんなで一斉に上まではがしていました。杉の木は、たくさんの水分を含んでいて、非常に重く運搬するには重労働です。そこで、杉皮をはがすことで木から水分が飛び、乾燥し軽くなることから運搬がしやすくなるメリットがあります。なお、皮をはがした杉は、およそ2年間放置し、乾燥させたあと伐採し、千葉家のグランドオープン後にはせ木や薪などに使用されるということです。

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