2023年5月17日放送

遠野市農業再生協議会通常総会

遠野市農業再生協議会の通常総会がきのう(16日・火曜日)市役所とぴあ庁舎で開かれました。遠野市農業再生協議会は、「米の需給調整」や「経営所得安定対策の実施」などを担当する農政部会、「耕作放棄地の解消」を担当する耕作放棄地再生部会、「担い手や集落営農の育成」などを担当する担い手育成部会の3つの部会で構成されています。きのう開かれた総会には、市内の農業機関や団体から10人が出席しました。総会では、部会ごとに令和4年度の事業報告や収支決算、令和5年度の事業計画案などが審議され、すべて原案の通り承認されました。このうち、昨年度の事業報告として農政部会では、令和4年産米については、新型コロナウイルス感染症の影響による米の緩和を受け、令和3年度に引き続き飼料用米を中心に作付転換を図るとともに、加工用米や輸出用米など需要に応じた米の生産を進めたということです。今年度の事業について農政部会では、引き続き「需要に応じた米の生産」に向けた作付転換を進めるとともに、水田を畑地化して畑作物の生産に取り組む農業者への支援、経営所得安定対策等制度の周知や加入推進、需要に応じた米生産への一層の推進などに取り組むということです。また、耕作放棄地再生部会では、市の再生事業を活用した農地再生の促進、関係機関や農地利用集積アドバイザー、農業委員、農地利用最適化推進委員等と連携を密にした調査から解消までの着実な取り組みの実施などをあげています。そして、担い手育成部会では、地域が抱える「人と農地の問題」を解決するための「未来の設計図」である地域農業マスタープランの法定化に伴い、令和7年3月までに目標地図を記載した地域計画を策定することとなったことから、各地区の集落単位での目標地図の素案の作成を関係機関と連携し進めることや地域農業の維持・発展を牽引するリーディング経営体の選定および育成などを図っていくとしています。

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