2023年5月10日放送

原敬の俳句設置

盛岡市出身で内閣総理大臣を務めた原敬が詠んだ俳句が、JR宮守駅に掲示されています。JR宮守駅に掲示されているのは、原敬が宮守駅に降りた際に詠んだ俳句、2句とこの俳句に関連する原敬の日記の一部です。掲示された日記によりますと、大正5年10月19日に遠野で演説をした原敬は、汽車で帰路につく途中、柏木平と宮守駅の間で落石により線路を通ることができなくなり、花巻から迎えにきた汽車に乗り換えたと記されています。掲示された俳句は、この時、迎えの汽車を待つ間に詠んだとされています。宮守銀河まちづくり協議会では、JR宮守駅を利用する人や地元のみなさんに歴史上の人物である原敬が実際に宮守を訪れたこと、なぜ、駅に降り立ったのか、その背景も知ってもらえたらと昨年度、事業を立ち上げ掲示板の設置を計画。JR北上駅の協力を受けて、3月下旬に掲示用のボードを設置したということです。JR宮守駅のホームにつながる通路に掲示されている2つの俳句、ぜひご覧になってこの地を訪れた原敬の歴史にも触れてみてはいかがでしょうか。

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