2023年3月27日放送

みんなの井戸端会議 終わる

今月の中旬から開催されてきた「みんなの井戸端会議」が先週金曜日(24日)小友地区で最終日を迎えました。「みんなの井戸端会議」は、市民が感じている地域課題などについて市長が直接話しを聞き、今後の市政運営の参考にすることなどを目的に開催されています。最終日となった小友地区の井戸端会議には地域住民22人が参加し、はじめに市の担当者が令和5年度の予算概要について説明したあと懇談に入りました。懇談の中で参加者からは、「古く朽ちてしまってリノベーションの出来ない空き家が増えているが今後どういった取り組みを考えているか」という質問が出されました。多田市長は、「家の所有者に対して壊してもらえるよう働きかけを行っていく。同時に市民の皆さんが所有者を知っていたら直接声掛けをして解体を促すなどご協力をいただきたい」と答えていました。また、遠野の農業生産額が減少していることに対して問われた多田市長は、「生産額を上げるためには構造を変えなければいけない。さらに飼料の高騰などにより今は酪農家も大変、市内で飼料を作って売るなど遠野で賄えるようにしていかなくてはいけない」と伝えていました。このほかにも産前産後ケアやふるさと納税の現状、市内商店の活性化対策など様々な意見提言が出されていました。なお、市では、みんなの井戸端会議で市民から届けられた意見・提言を取りまとめ、意見提言集として各地区センターに配布するとともに、市のホームページでも公表するとしています。

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