2023年3月27日放送

第1回遠野市空家等対策協議会

遠野市空家等対策協議会が先週金曜日(24日)に市役所とぴあ庁舎で開かれ、市内の空き家の状況や来年度新たに取り組む事業の内容などが報告されました。この対策協議会は、市の空き家対策に関する取り組みについて協議する場として、法務、不動産などの学識経験者やまちづくり団体、住民の代表など合わせて10人で組織されています。この日は、委員8人が出席する中市内の空き家の状況をはじめ空き家、空き店舗を地域活性化につなげようと来年度新たに取り組む事業などについて事務局から報告がありました。報告によりますと、令和5年2月末現在、市内には892棟の空き家がありそのうち7割が、すぐに住める、または簡単な修繕で住むことができ、利活用可能な状態にあるということです。また、平成25年に空き家の調査をした際には、約400棟であったのが、令和3年度には約900棟まで増加していることに触れ、今後、市と地域が情報を共有しながら、空き家の調査、管理を進めていくということです。そして、協議会では空き家、空き店舗を有効活用して、地域の活性化につなげようと来年度新たに取り組む「エリアリノベーション」についても報告されました。出席した委員からは、「空き家の活用を行政で行うには限度がある民間団体を介することはすごく有効。」、「法人ができた際には各町に1人ずつ働きかける、お世話する人がいると、もっと進んでいくのでは」などと意見が出され、市が新たに取り組む事業へ期待を寄せていました。

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