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2023年3月24日放送

丸ごと相談員事業報告会

地区センターを拠点に活動している丸ごと相談員の事業報告会が、きのう（２３日・木曜日）開かれました。丸ごと相談員は地区センターを拠点に個人や地域の困りごとなどの相談を受け付け、自治会などの住民組織や関係団体と連携しながら課題の解消に向けた支援を行っています。今年度は９人の相談員が各地区で活動している中、きのうは、その活動状況の報告や来年度の取り組みについて発表しました。発表では、相談員がまずは担当する地区を知り住民との関係性を築くことから始め、地域にどのようなニーズがあるのか把握したなどと、具体的な事例を交え報告しました。その中で、誰もが集える居場所づくりや災害を自分のこととして考えてもらう防災講座、高齢者を対象とした買い物支援、交通支援など各地区の現状に合わせ活動した様子が伝えられました。また相談員からは、「住民の「やってみたい」「こうしたい」という意志を冷静に受け止め、資源やニーズの把握を十分に行う必要がある」などと活動を振り返り、来年度に向けた意気込みも発表していました。さらに発表終了後には、全国コミュニティライフサポートセンターの池田昌弘理事長が、相談員の報告に感想を寄せ、引き続き「つながり・気にかけ・支え合う」地域づくりと題して講話しました。報告会に参加した人たちは、地域の特徴や資源を生かしながら、課題解決に向け取り組む丸ごと相談員の活動と住民どうしの支え合いについて理解を深めている様子でした。

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