2023年3月22日放送

設立後初めての定期総会 遠野市社会福祉法人等連絡会

設立後初めてとなる、遠野市社会福祉法人等連絡会の定期総会が、おととい(20日・月曜日)総合福祉センターで開かれました。遠野市社会福祉法人等連絡会は、少子高齢化・人口減少などに伴い複雑化する地域生活課題の解決と地域福祉の更なる推進につなげるため、去年4月に設立されました。連絡会では、市内の社会福祉法人や医療法人がそれぞれの専門性を生かしながら連携を図っていきます。これまでに3回の幹事会が開かれ、「人材確保・育成について」をテーマに来月・4月から具体的に動き出せるよう取り組む内容が検討されてきました。定期総会には、連絡会を組織する7つの法人から代表者が集まり、今年度の事業報告や来年度の事業計画案などが協議され原案の通り承認されました。来年度取り組んでいく内容は大きく分けて2つ、市民向け福祉教育の取り組みと福祉系学生実習生の受け入れ体制づくりです。福祉教育については、地域住民が積極的に福祉について学ぶ機会を応援する講師派遣事業や、市内の学校を対象に、年齢に応じた福祉教育プログラムを作成し教育現場と連携しながら福祉教育の充実を図る取り組みが計画されています。また、福祉系学生が、遠野市の介護や福祉、保育の分野を総合的に学ぶことができる実習生の受け入れ体制の構築にも取り組むということです。出席した人たちからは、子どもたちに職業の魅力を発信し、憧れの思いを持ち続けてもらえる仕組みづくりや職場環境を良くするための研修などについての意見が出されていました。なお、連絡会では、地域生活課題の解決と地域福祉の更なる推進につなげるため、今回出た意見を生かしながら、今後、より良い組織体制の構築を目指していくとしています。

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