2023年3月14日放送

いのちの教育講演会

災害の恐ろしさや備えを学ぶいのちの教育講演会が先週金曜日(10日)緑峰高校で開かれました。緑峰高校では東日本大震災を伝承し震災から学んだ教訓をもとに「生きる力」を育もうと、毎年この時期に「いのちの教育講演会」を実施しています。講演会には、緑峰高校の1・2年生およそ70人が参加する中、講師を務めたのは東日本大震災で災害救援に携わった、自衛隊岩手地方協力本部北上地域事務所の稲葉真一所長です。稲葉さんは震災直後に展開された自衛隊による救助の様子や被災地での支援活動の様子を当時の写真を交えながら伝えました。また、保温アルミシートなど非常時に持ち出すと便利なアイテムを紹介したうえで、防災を図るには日ごろから災害に対する備えをすることが、大切であると伝えていました。このあと生徒たちは、緊急時に役立つ毛布や服を活用した簡易担架や救助活動に使える命綱の結び方などを北上地域事務所の隊員から教わりました。いのちの教育講演会を通じて生徒たちは、自分や大切な人の命を守るためには日頃の備えが大切であると改めて感じている様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.