2023年3月8日放送

傾聴ボランティア養成講座

相手の話に耳を傾け、気持ちに寄り添う、傾聴ボランティアの養成講座がきのう(7日・火曜日)健康福祉の里で開かれました。傾聴ボランティア養成講座は、自殺死亡率が高いとされる岩手県においての自殺防止対策を図ることと、心の健康を考えていきながら話が聴くことが出来る人を地域で増やしていこうと全3回の日程で遠野市が開きました。きのう開かれた初回の講座では、市民11人が参加する中、岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座の特命助教赤平美津子さんが講師を務め、「傾聴」の基礎について説明しました。「傾聴」とは、相手の人の話に耳を傾け、理解し、相手を尊重することを意味します。講座の中で講師の赤平さんは、うつ病をはじめとするこころの病気やいのちの門番と言われているゲートキーパーについて紹介。そのうえで、悩んでいる人にとっての最大の支援は、「傾聴」であることを解説していました。ほかにも傾聴によって・緊張が和らぐ、・安心感が得られる、・気持ちの整理がつく、などといった悩んでいる人が感じられる効能についても説明していました。参加した人たちは、赤平さんの話に耳を傾け時折メモをとりながら、傾聴の基礎について理解を深めた様子でした。

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