2023年3月1日放送

3月 遠野市議会定例会一般質問 3日目

3月遠野市議会定例会はきょう(1日・水曜日)一般質問の最終日をむかえ、2人の議員が質問に立ちました。3日目のきょうは瀧元孝一議員、佐々木大三郎議員の2人が登壇し、鱒沢地区センターの新築と既存施設の活用についてや、少子高齢化と人口減少問題について市の考えを正しました。このうち、鱒沢地区センター新築について問われた多田市長は、「合理的な運営をしないのがハコモノ行政である。合理的にビルド&スクラップをしながら進めていき、役割を終えたものは整理して必要なものは造る。これからの行政は造るだけではなく壊す力も必要と考えているので、将来に向けてしっかりと整理していきたい」と述べました。また、かしわぎだいら交流施設の活用について市は、「近年増えつつある観光ニーズであるワーケーションに農業やアクティビティなどの体験コンテンツを取り入れる企画は、今後もさらに利用が見込まれる」と話し、地域活性化に期待していました。続いて、少子高齢化・人口減少が進む現状について問われた多田市長は、「今すぐ取り組まなければならない最優先課題であるとし、2040年には遠野市の人口は19,235人まで減少し、高齢化率は44.9%まで上昇すると見込まれている。この数値は可能性ではなく確実に訪れる未来である。人口減少の構造から脱却し持続可能な将来像を描くためには既存の価値観にとらわれた概念を払拭して新しい視点でチャレンジしていかなければならないと認識している」と答えました。また、「産前産後ケアをさらに進化させ、雇用の面では、周辺市町村に遅れを取らずに一緒にレベルアップしていく。そして、地場企業への支援策も対応できるように課内の体制を十分に近い状態にもっていきたい」と述べていました。なお、3月市議会定例会は、予算等審査特別委員会を経て、来週金曜日に最終本会議が開かれる予定です。

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