2023年3月1日放送

市内の高校で卒業式

遠野高校と緑峰高校できょう(1日・水曜日)卒業式が行われ、門出の日に、卒業生たちは思いを新たに学び舎を旅立ちました。時折、肌寒い風がふきつつも、温かい日差しに包み込まれ春の訪れを感じるきょう、遠野高校では、92人の卒業生が旅立ちの時を迎えました。保護者などに見守られる中入場した卒業生たちは、担任から一人ひとり名前を呼ばれると凜々しい表情で卒業証書を受け取っていました。このあとの式辞では、三浦立校長が、「新たな時代の扉を開き、未知の困難を乗り越え、強く、たくましく、自立した生活を送って下さい。健康には気をつけて、充実した人生を送るよう祈念しています」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。続いて、在校生を代表し、2年の佐々木緑登さんが送辞を述べました。これに対し、卒業生を代表して鍋割祐花さんが答辞を述べました。鍋割さんは、新型コロナウイルス感染症対策の影響を受けてさまざまな制限がある中、学校に来て授業を受けられることの幸せや友人と顔を合わせて話せることの幸せに気づけた高校生活を振り返りながら、お世話になった人たちへの感謝の気持ちなどを伝えました。新たな道へ進む卒業生たちは、門出の日に思いを新たに、3年間過ごした学び舎を力強く踏みしめて旅立っていきました。なお、遠野高校での卒業生の進路については、きょう現在で、進学が65人、就職が15人ということです。続いては緑峰高校の卒業式をお伝えします。今年度、緑峰高校を卒業するのは生産技術科25人情報処理科26人、合わせて51人です。式でははじめに卒業証書授与が行われ卒業生たちは自分たちで作ったホップ和紙の卒業証書を橋堅校長から受け取りました。卒業生ひとり一人に卒業証書を手渡した橋校長は「私は緑峰高校の卒業生だという誇りを胸に自身をもって次のステージへの歩みを進めてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。続いて、在校生を代表して2年生の菊池陸さんが送辞を述べました。このあと卒業生を代表して千田彩華さんが高校生活を振り返りながら先生や保護者、同級生たちへの感謝をつづった答辞を述べました。式が終わると卒業生たちが保護者の前に並び、これまでの感謝の気持ちを込めて育てたパンジーやビオラを贈りました。なお、卒業生たちは進学が22人、地元企業などへの就職が29人と進路を決めていて、次の新たな道へ向けて学び舎を巣立っていきました。

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