2023年2月27日放送

遠野市議会定例会一般質問 始まる

3月遠野市議会定例会の一般質問がきょう(27日・月曜日)から始まり、5人の議員が質問にたちました。1日目のきょうは、千田由美子議員、佐々木敦雄議員、菊池美之議員、菊池忠信議員、菊池美也議員の5人が登壇し、「小さな拠点」による地域づくりやコミュニティ・スクールなどについて市の考えを正しました。「小さな拠点」による地域づくりの現状や今後の方向性などについての質問では多田市長が答えました。遠野市では、平成27年度に地域コミュニティ支援方針を定め、その後、地区センターの組織体制見直しや11地区でまちづくり計画を策定するなど小さな拠点による地域づくりを推進してきました。遠野市内の各地域運営組織を単位とする事業については主に「みんなで築くふるさと遠野推進事業補助金」を活用しており、ことし1月末時点での全地区の総事業数は、186事業ということです。地区センターへの市職員の隔週勤務や一般企業・NPOの指定、行政主体の地区センターに戻す考えについては、「まずは今の状況で努力したい。チャレンジするために必要なことは相談してほしい」などと答えました。また、コミュニティ・スクールの本格実施に向けた課題や対策についての質問に対し、佐々木教育長は始めに、「子どもたちの生きる力を地域とともに育む学校づくりを目指していると伝えました。続けて、児童の放課後の学習活動に地域住民が丸付けボランティアとして参加するなどといった学校独自の主体的な取り組みが生まれたことやその成果について述べました。そして、「地域の実情に応じた対応が必要であると認識しており、各地域の多様な関係者とコミュニケーションを図りながらより良い制度となるよう取り組みを推進していきたい」と答えました。このほか、六次産業の活性化についての質問で多田市長は、全国大会で最優秀賞の緑峰高校の「エゴマ麺」を応援していくことや市内産直の紹介などにあらゆる方法を活用して発進力を高めていく考えを伝えていました。3月遠野市議会定例会はあす(28日・火曜日)も一般質問が行われ、5人の議員が登壇する予定となっています。

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