2023年2月24日放送

「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」発表会

遠野高校の生徒が、総合的な学習の時間に取り組んできた「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の発表会が、おととい(22日・水曜日)市民センター大ホールを会場に開かれました。遠野高校では、グローバルな視点から改めて地域を認識することを通して、地域の課題を検討・解決し、持続可能な地域創生に役立つ人材の育成を図ることなどを目的に、平成30年度から総合的な学習の時間として、探究活動に力を入れています。今年度の発表会は、遠野の空き家の現状を知り、利活用方法について検討したグループや、岩手県の数学の学力が低下していることに着目し、数学力を上げるためのイベントを企画したグループなど、12のグループが、およそ10カ月間取り組んできた活動の内容や成果を発表しました。高校生ならではの視点から出されたアイデアや発想はどれも素晴らしいものでしたが、生徒たちからの反省では、「見通しが甘く時間やコストの関係から製品や商品にするまでには至らなかった」や、「遠野の魅力をSNSで発信する際の許可申請などの関係でアップロードできずに終わった」など、さまざまな課題も挙げられていました。講評では、イノベーションラボ岩手代表取締役会長の小野寺純治さんが、「このプロジェクトは全国に誇っていい取り組みだと思う」。「色んな経験を持っている大人を巻き込んで新しいアイデアを出していってほしい」と生徒たちの取り組みを評価し、また激励して会を閉じました。

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