2023年2月23日放送

3歳6カ月児健診 市が「屈折検査機器」導入

遠野市では、子どもの目の異常を早期発見し治療につなげようとことし1月から3歳6カ月児健診において「屈折検査機器」を導入しました。きのう(22日・水曜日)健康福祉の里では、3歳6カ月児健診において、市が新たに導入した屈折検査機器を使用し遠視や乱視など目に異常がないか検査が行われました。健康福祉の里保健医療課によりますと、子どもの目の機能は、3歳ごろまでに急激に発達し、6歳ごろにはほぼ大人と同じになると言われていて、この時期に、遠視や乱視など目の異常を発見することで適切な治療につながり、正常な視力を得ることができるということです。そのため、市では、目の異常の早期発見、早期治療につなげようと、ことし1月から3歳6カ月児検診において、「屈折検査機器」による検査をはじめました。「スポットビジョンスクリーナー」と呼ばれるこの機器での検査は、子どもが、先端で光る花火のようなものを見るだけで遠視や近視などの度数や弱視のリスクを判定することができます。また、検査は、1分もかかることなく終わるということもあって、きのう、検診に来た子どもたちは、怖がる素振りも見せず、検査を受けていました。健康福祉の里保健医療課では、「年齢が低いうちに、目の異常を発見して治療することが重要、子どもの健康を守るため忘れずに検診を受けましょう」と呼び掛けています。

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