2023年2月16日放送

岩手県知事賞受賞「とりのす☆ぱーてーしょん」お披露目

令和4年度いわて木材利用優良施設等コンクールで最高賞の県知事賞に輝いた「とりのす☆ぱーてーしょん」のお披露目会がきのう(15日・水曜日)森林総合センターで開かれました。岩手県では、木材のさらなる利用促進を図るため、木造・木質化した施設や木製品を対象にいわて木材利用優良施設等コンクールを開催しています。そうした中、青笹町の木工団地内にあるノッチ・アート遠野が製作した「とりのす☆ぱーてーしょん」が木製品部門で最高賞となる岩手県知事賞に輝きました。「とりのす☆ぱーてーしょん」は、遠野産のスギ材が使用されていて、名前の通り「鳥の巣」をイメージしたデザインとなっています。また、木組みの隙間からの採光が木漏れ日を連想させ、温かみのある空間を作り出すことが可能です。きのうのお披露目会では、初めに森林のくに遠野・協同機構の立花恒理事長が「知事賞の受賞は、木工団地の木材加工技術が評価されたものと思います。今後も関係機関と連携を図りながら、遠野の循環型林産業の実現に向けて、様々な取り組みを進めていきたい」とあいさつしました。続いて、「とりのす☆ぱーてーしょん」の概要が説明された後、市内の林産業関係者による遠野地域の林業振興などについての懇談が行われました。また、お披露目会では、遠野地域子育て支援センターまなざしを利用している親子3組が訪れ、「とりのす☆ぱーてーしょん」の中で木のおもちゃに触れ合う木育体験も行われました。ほかにも木製遊具や一般家庭用生ごみ処理装置といった木製品が紹介され、遠野地域の木材加工技術の高さがうかがえるお披露目会となっていました。なお、いわて木材利用優良施設等コンクールの表彰式は、ことし6月4日に陸前高田市で開催される第73回全国植樹祭で行われるということです。

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