2023年2月15日放送

来年度予算案など発表 市長記者懇談会

2月の市長記者懇談会がきのう(14日火曜日)とぴあ庁舎で開かれ、「来年度の遠野市一般会計予算案」などについて発表されました。多田市長は初めに新型コロナウイルス感染症対策の取り組み状況を説明したあと、来年度・令和5年度遠野市一般会計予算案について発表しました。それによりますと来年度の予算については、少子高齢化や高度情報化社会など社会変化にいち早く適応し、遠野の明るい未来の実現に向け、新しい取り組みに積極的にチャレンジするため、「遠野の未来投資予算」と位置づけ編成し、予算総額を今年度よりも18億4000万円増の189億5000万円とするとしています。予算規模については、合併後過去3番目に多いということです。将来を見据えた「もの・ひと・こと」への投資を予算の特徴に、空き家や空き店舗を活用した地域活性化や、子どもの学習環境の充実、デジタル化に対応した行政手続きの簡素化などを推進するため、重点施策として空き家等リノベーション推進事業費に2億500万円、地域教育サポート事業費に2426万2000円などとなっています。また、新たな遠野産品の開発など「産業振興・雇用確保」として、国内外からの人材確保などのため、外国人材受入支援事業費に190万円、妊娠、出産から育児までのトータル的な支援の充実をはかる「少子化対策・子育て支援」のため、「安心子育てママの里推進事業費」に459万4000円などがあげられています。このほか、新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策、市民ひとりひとりが主役となり小さな拠点を中心としたまちづくりに向けた事業も進めていくということです。また、今年度、令和4年度遠野市一般会計補正予算案について、歳入歳出からそれぞれ2億5651万3000円を減額し、予算総額を202憶1214万2000円とすると発表しました。主な内訳として、電力価格の高騰などに係る事業費に5045万5千円とするほか、人件費や繰出金など事業費精査による事務費等が5億5070万5000円の減などとなっています。なお、今年度の一般会計補正予算案と来年度の一般会計予算案は、来週21日に開会する3月遠野市議会定例会に提出することになっています。このほか、記者懇談会では、今後の市政運営の参考とするため、市長が市民と直接対話を行う「みんなの井戸端会議」を来月3月13日・月曜日から市内11地区において開催することも発表されています。

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