2023年2月9日放送

国民健康保険税の税率改正に係る 市民説明会 始まる

国民健康保険税税率改正についての市民説明会がきのう(8日・水曜日)から始まりました。この説明会は、きのうから来週17日・金曜日までの期間、市内各地区で予定されています。国民健康保険税の税率改正については、3年ごとのサイクルで行う方針を運営主体である県が示していて、遠野市では新型コロナウイルスの影響により、令和3年度と4年度の2年間見送られてきました。初日となったあえりあ遠野での説明会では、市の担当職員が国民健康保険税の税率改正案とそれに伴う激変緩和の取り組み案を説明しました。国民健康保険制度は、他の医療保険制度に加入していないすべての人を対象にした医療保険制度で、被保険者の補助制度として運営されています。現状として市内では、市全体の22.2パーセントの5552人が被保険者となっており、市全体のおよそ35パーセントの3738世帯が国保加入世帯ということです。国民健康保険税の税率が改正されると、一世帯当たりにかかる税率が現行の1800円マイナスの2万9800円となり、一人当たりにかかる税率が現行の1万900円プラスの4万3800円となります。国保加入者の前年中の所得金額にかかる税率である所得割については、現行の2.6パーセントプラスの13.1パーセントとなります。これは、市の令和8年度末の国保基金残額がおよそ1億円になるよう国保税額を設定したことによるものです。市では、急激な税負担の増加を避けるため、令和5年度から令和8年度までの4年間をかけた段階的な税率の引き上げなど、激変緩和に取り組む案も示しました。なお、説明会は、きょう(9日・木曜日)綾織地区センターと小友地区センターでも開かれています。今後の日程についてはご覧の通りとなっています。

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