2023年2月9日放送

伝統野菜「遠野早池峰菜」 市内小・中学校の給食で提供

遠野の伝統野菜「遠野早池峰菜」を使った給食がきょう(9日木曜日)市内の小中学校で提供されました。遠野早池峰菜は小松菜に似たアブラナ科の野菜で甘くて癖のないさっぱりとした味わいがありベータカロチンやビタミンCが豊富に含まれています。その遠野早池峰菜ですが担い手不足により一時生産が途絶えましたが17年ほど前に緑峰高校の生徒が研究し復活。現在は市内3戸と松崎地区センターでのみ栽培されていて年間で50キロほどしか作られない希少な野菜となっています遠野伝統野菜研究会では子どもたちに地元産食材への理解を深めてほしいと遠野市給食センターに遠野早池峰菜31キロおよそ1900食分を提供しました。提供された遠野早池峰菜は学校給食センターでニンジンや白菜、もやしと一緒におひたしにしたあと市内の小中学校に届けられました。そのなか附馬牛小学校5.6年生の教室には遠野早池峰菜の生産者で伝統野菜研究会の会長も務める高橋義明さんが訪れ味の特徴や歴史などを紹介しました。このあと大きな声で「いただきます」をした児童たちは遠野早池峰菜のおひたしをおいしそうにほおばっていました。なお、遠野早池峰菜は今月市内のスーパーや道の駅で販売を予定しているということです。

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