2023年2月3日放送

畜産経営アクションプラン策定に係る意見交換会

将来に向けた持続可能な畜産経営基盤の確率と強化を図る、畜産経営アクションプラン策定に係る意見交換会がきょう(3日・金曜日)市役所本庁舎で開かれました。市では現在、畜産農家の経営状況を調査・分析し、10年・20年後も続く産地づくりを実現するための方針、畜産経営アクションプランの策定を進めています。きょうは、畜産経営アクションプランを策定するにあたり、課題の把握や対応策を検討しようと、農業法人や若手経営者など9人が出席する中、意見交換会が開かれました。初めに、クボタ技術顧問で総括畜産コンサルタントの三上隆弘さんなど3人のアドバイザーから「儲かる畜産経営を目指して」について説明がありました。三上さんは、国内や海外の畜産経営トップが実際に行っている手法などを紹介しました。続いて、農地利用や飼料確保の現状や、効率を上げることなどについて聞かれた参加者からは、「飼料や肥料価格が高騰し経営に大きな打撃を与えている」また、「補助金も減額となりどこから手を付けて軌道修正してよいかの判断がつかないため、現状を維持することが精一杯で保守的になっている」と答えていました。この他にも、牧草地を食い荒らすシカ被害も甚大であり、電気牧柵以外の対策があれば良いなどの声も挙がっていました。市ではきょう出た意見を集約し、畜産経営アクションプラン策定の参考にしていくとしています。

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