2023年1月26日放送

緑峰高校 消費者教育出前講座

消費者教育出前講座がきのう(25日・水曜日)緑峰高校で開かれました。この講座は、これから社会に出る高校生が、収入や支出、身近なお金のトラブルといった人生設計に必要なお金について理解を深め、消費者として適切な判断ができるようにと、遠野市消費生活センターが開きました。講師には、財務省盛岡財務事務所から専門の講師が招かれ、1年生の生徒が参加しました。生徒たちは、初めに、収入と支出の管理という視点から、ワークシートに2年後の収入と住居費、食費、光熱費などの支出がどのくらいかを想像しながら記入し、家計の収支状態をみました。人生設計に必要なお金の話しでは、財務省盛岡財務事務所の専門調査員・砂子田聡さんが、家計管理で大切なポイントについて伝えました。その中で、砂子田さんは、雇用形態による年収の違いやクレジットカードで買い物をするときのメリット・デメリット、利息などについての説明と将来に備えるための資産運用についても触れていました。また、成年になると、親の同意がなくても携帯電話を契約したりアパートを借りたりできる反面で、成年年齢引き下げにより、社会経験や知識不足につけ込む悪質な業者に狙われやすいということです。実際にあった消費者トラブルなどについて遠野市消費生活センターの相談員からの話もあり、注意が呼びかけられました。生徒たちは、トラブルに巻き込まれないための3つの力「気づく力」「断る力」「相談する力」について学びながら消費生活の状況と課題について理解を深めている様子でした。

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