2023年1月25日放送

遠野市の対応など学ぶ 東日本大震災津波伝承館解説員研修

陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館の解説員がきのう(24日・火曜日)総合防災センターを訪れ研修を行いました。この研修は、遠野市から東日本大震災時の被災地支援やその教訓を踏まえた災害への備えについて学び解説員としての資質の向上を図ろうと陸前高田市の東日本大震災津波伝承館が開きました。きのうは、東日本大震災津波伝承館の副館長や解説員など14人が訪れ、研修が実施されました。はじめに、「震災の教訓を踏まえた遠野市の備え」をテーマに遠野市から遠野消防署元消防長や被災地支援団体の代表などによる意見交換が行われました。意見交換では、遠野市の震災当時の状況やエピソードが説明されると、解説員からは、「もし、また大津波が発生したらどうしたらいいか」と質問が投げかけられました。続いて、震災当時、被災地支援団体で活動していた多田市長の講話が行われました。講話の中で市長は、復興支援活動をするには何かしらのビジョンや目的を持ってやることが大切だと述べました。最後に解説員たちは、遠野市後方支援資料館を視察し、震災当時の写真や資料などを通して、改めて今後の解説員としての活動の参考にしている様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.