2023年1月23日放送

老人クラブ連合会リーダー研修会

令和4年度遠野市老人クラブ連合会リーダー研修会が先週金曜日(20日)あえりあ遠野で開かれました。この研修会は、老人クラブが抱える身近な問題を踏まえ、活動発表や意見交換を通じて学びあうことで、今後の老人クラブ活動の充実や改善につなげてもらおうと遠野市老人クラブ連合会が2年ぶりに開催しました。この日の研修会には、各町老人クラブ連合会の会長や事務局長などおよそ60人が参加しました。はじめに、遠野町老人クラブ連合会と小友町老人クラブ連合会の活動報告が発表されました。昭和43年に発足した遠野町老人クラブ連合会は、当時加入していた866人の会員が現在は501人となっていて、年々減少の一途をたどっているということです。また小友町老人クラブ連合会では、今年度の行事だった会員相互の交流や小学生保育園児との世代間交流が、新型コロナの影響でできなかったと報告されました。このあと、「高齢者及び高齢者活動の課題を考える〜必要性と当事者性〜」と題して岩手大学名誉教授の新妻二男さんの講演が行われました。新妻さんは、よりよく生きるために「生きがい」と「健康長寿」を挙げ、「生きがい」には、値打ちや価値があること、効き目や効果があること、付き合いがあることの3つがあるといい、その中でも付き合いが大切だと説明しました。また新妻さんは、健康長寿である高齢者には、友達がたくさんいることや80代、90代でも働く場所や意欲を持っていることなどを話していました。参加者たちは、各町の老人クラブの活動報告や講演を聞きながら、今後の取り組みへの参考にしている様子でした。

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