2023年1月18日放送

市内での研修始まるJICAとの連携協定覚書締結

遠野市と独立行政法人国際協力機構東北センター・JICA東北との連携覚書締結式がきのう(17日火曜日)市役所本庁舎で行われました。きのうの締結式には多田市長やJICA東北の小林雪治所長などが出席し覚書を取り交わしました。JICAでは、開発途上地域の技術研修員を遠野市に派遣し防災や文化の伝承方法などを学ぶ研修プログラムなどを実施してきました。この連携覚書はこのような結びつきをより強固にするため、また遠野市の地域国際化に向けた取り組みを推進しようと締結しました。具体的な内容としては遠野市の振興に貢献する人材の育成や開発途上地域からの技術研修員の受入れ、専門家の派遣。また市内企業の海外展開、外国人材受け入れ支援や市内における国際理解教育ならびに多文化共生の促進など、様々な取り組みを進めていくということです。遠野市との締結は東北では陸前高田市や釜石市などに続いて4例目となっていて期間は最長で6年間となっています。多田市長は「これから世の中がどんどん変わっていくなか一緒に進んで頂ける最大のパートナーではないかなと思っています」とあいさつをしました。また現在海外協力隊として開発途上地域に派遣される予定の2人が市内で課題解決の方法や地域との協働などについて学ぶ「グローカルプログラム」に取り組んでいます。この日は締結式のあと「グローカルプログラム」の一環で宮守川上流生産組合でインターンシップを行っている2人が市役所本庁舎を訪れ市長にインターンシップや海外派遣の意気込みなどを語りました。なおJICAでは今後2人の遠野での活動を市民へ発表する場を設けるとしています。

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