2023年1月16日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

地域で子どもを育てる活動発表会がおととい(14日・土曜日)市民センターで開かれました。この発表会は、今年度、コミュニティ・スクールが導入されたことに伴い、より一層、地域の教育力が大きな役割を求められている中、ほかの地域や学校の実践事例を聞き学ぶことで今後の活動の充実と改善に役立ててもらおうと遠野市教育委員会、遠野市PTA連合会、遠野地区保護司会が毎年開いています。おとといの発表会には、市内小中学校の教職員やPTAなどおよそ170人が集まりました。はじめに、「試行の年のコミュニティ・スクールと地域学校協働活動」をテーマに、各中学校区に配置されているエリアコーディネーターと活動に参加した地域の人たちによるパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、青笹地区の読書推進のための取り組み「こども本の森遠野へ行こう」、遠野西中学校の地域の人と交流することで生き方を学び郷土を愛する心を育てる取り組み「銀河ドリーム教室」、綾織小学校での誰にでも挨拶ができる子ども最後まで一生懸命に取り組む子どもを目指す「挨拶運動」や「畑作業手伝い」などの活動事例が発表されました。この後、市の担当者から「コミュニティ・スクール試行の年の成果と課題、来年度の取り組みについて」情報提供がありました。それによりますと、今年度の成果として、コミュニティ・スクールや学校部会の協議を基にした学校の課題解決に向けた取り組みが見られ始めたことやコミュニティ・スクールの幅広い理解の促進などが課題として挙げられていました。そして、来年度の取り組みの方向性について示されました。おわりには岩手教育委員会中部教育事務所主任社会教育主事の秋澤美加子さんが、この日の活動事例の発表を受け助言しました。この日、集まった人たちは、それぞれの地域の活動や成果などの実践発表を聞きながら今後の取り組みへの参考としている様子でした。

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