2023年1月11日放送

松崎町小正月伝承行事

五穀豊穣や無病息災を願う小正月の伝承行事がきのう(10日・火曜日)松崎町の総合福祉センターで行われました。この行事は松崎町に古くから伝わる伝承行事を次の世代に伝えると共に世代間交流を図ろうと遠野市社会福祉協議会松崎支部が毎年、この時期に開催しています。ことしは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るため、例年実施していた餅つきや団子づくりは中止とするなど、規模を縮小しての開催となりました。そうした中、きのうは、白岩児童館、白岩保育園、松崎保育園からおよそ30人の子どもたちが参加し、みずき団子づくりや烏よばりなどの伝承行事を体験しました。このうち、五穀豊穣を願うみずき団子づくりでは、赤や緑、白など色とりどりのおだんごをみずきの枝に飾り付けていきます。鮮やかなみずき団子が完成した後は、神事が執り行われ会場に集まった人たちはことし1年の無病息災などを願っていました。また、この後には、田んぼに見立てた雪に稲の代わりに松の葉を植えることで豊作を願うお田植えと、農作物を鳥から守る烏よばりが行われました。子どもたちは「カラスこっちゃこお」など掛け声を上げながら団子を勢いよく投げていました。なお、総合福祉センターのみずき団子は、来週16日・月曜日まで飾られるということです。

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